For the 25th anniversary25周年によせて
アメリカはカリフォルニアのリゾートアイランドであるカタリナ島を起源のひとつとするわたしたちの、創業者たちの「なんの意味もなく捨てられる折り込みチラシにもっと意味をもたせられないか」という思いからスタートした事業。
これを紙ベースのソリューションからデジタル化、アプリ配信、さらにプラットフォームへと進化させて来ました。困難に挑み、常識を覆してきた歴史。こちらの特設ページでは、この25年の歩みを振り返るとともに、これからのカタリナが目指す先についてもご紹介いたします。
our visionわたしたちのビジョン
そのなかで見えてきたのは、世の中には”成果があいまいな施策”が多くあるということ。カタリナが扱っているような実購買データは、購買という事実の集積です。この事実に基づいてソリューションを展開し、さらに成果をしっかりとデータに照らせば、世の中のマーケティングはきちんと機能するようになる。この考えを体現すべく、さまざまな進化を続けてきました。
History of experiencing visionビジョンを体現してきた歴史
Catalina Marketing US 設立
1984年ジャスコ株式会社(当時)と契約
1998年ADSLサービス提供開始
1999年「レジ・クーポン®」など、カタリナ・
ターゲット・メディアを全面カラー化
ドラッグストア分野に本格進出
全国主要小売で使える新クーポンサイト「クーポン
ネットワーク®」リリース、O2O領域に参入
クーポンをレジで提示せずに買い物が
できるクーポンアプリ「カタリナアプリ」
の提供を開始
LINEと業務提携し「LINEクーポン」に
カタリナに加盟の大手リテーラーが参加
新型コロナにより初の緊急事態宣言発令
インターネット広告費がマス4媒体を超える
『TVCMでつくった認知を売上に変える』サービス、
TVCMモニターの提供開始
D Capital 株式会社を新たにパートナーに
迎え、Catalina Marketing USから独立
Catalina Marketing US 設立
PMK(Pacific media株式会社)内のカタリナマーケティング
事業部として日本市場における準備を開始
ジャスコ(当時)と契約
カタリナマーケティングジャパンの設立
ADSLサービス提供開始
POS連動型クーポンプリンター「レジ・クーポン®」
メディアサービスの提供開始
ID-POS連動サービスの提供開始
「レジ・クーポン®」など、カタリナ・
ターゲット・メディアを全面カラー化
ドラッグストア分野に本格進出
全国主要小売で使える新クーポンサイト「クーポン
ネットワーク®」リリース、O2O領域に参入
クーポンポータルサイト「クーポン ネットワーク」、
MSNとコンテンツ連動を開始
「レジ・クーポン®」のビジネスモデルが2013年度グッドデザイン賞を受賞 「くらしを、社会を、豊かにしうる」と評価
クーポンをレジで提示せずに買い物が
できるクーポンアプリ「カタリナアプリ」
の提供を開始
カタリナ初となるデジタル広告配信サービス
「カタリナターゲティングアド」の提供開始
LINEと業務提携し「LINEクーポン」に
カタリナに加盟の大手リテーラーが参加
ターゲティング可能なサンプリングソリューション「CATALINA In-Store Sampling」の提供を開始
新型コロナにより初の緊急事態宣言発令
インターネット広告費がマス4媒体を超える
東芝テックと業務提携、クーポンデリ開始
レシート買取アプリ「ONE」のWED社と業務提携、
ONEにおけるマーケティングソリューションの提供開始
『TVCMでつくった認知を売上に変える』サービス、
TVCMモニターの提供開始
コロナ5類へ移行
D Capital 株式会社を新たにパートナーに
迎え、Catalina Marketing USから独立
Catalina of the futureともに歩んできた歴史
執行役員 マーケティング部長今村 恵三 様
執行役常務
食品事業本部副事業本部長
兼 マーケティングデザインセンター長岡本 達也 様
今後とも御社のご発展をお祈りしております。
ヘルス&ホームケア事業本部ホームケア事業部主任部員藤田 佑 様
営業企画本部 マーケティング企画部 マネージャー青木 徹 様
営業企画本部 マーケティング企画部 部長竹崎 義人 様
販売促進部 統括マネジャー
兼 リテールメディアプロジェクトリーダー篠塚 麻友実 様
首都圏販売促進部部長村田 幸隆 様
取締役兼CDO商品分掌渡瀬 康生 様
営業企画部
兼e-ビジネス部部長雑賀 敬司 様
営業企画部FSP・オーカード課課長小原 浩之 様
リテール・ソリューション事業本部
兼 経営企画部CVC室エグゼクティブアドバイザー
平等 弘二 様
今後弊社はリテールメディアの取り組みに注力していきますので、既存のカタリナクーポンに加えてデジタル面での協業もより深めていければと思っております。今後の貴社のますますのご発展を祈念申し上げるとともに、弊社のご支援を今後ともよろしくお願いいたします。
Wallet本部クーポン事業企画チームProduct Leader甲田 翔平 様
Wallet本部本部長山崎 達嗣 様
Catalina Momentsカタリナモーメント
当時、事業部の従業員は17人、カタリナネットワークのはじまりとなる大型リテールチェーンへのサービス導入に向けて20店舗ほどでパイロットテストを行っていました。クライアントも案件もまだなく、社員を養えるような収益はもちろん出ていなかったところからのスタートです。 パイロット期間はトラブルも多く、担当者は店舗から店舗へ飛び回る日々。なんとか全店ロールアウトまでこぎ着け、1999年7月13日、青山の地でカタリナマーケティングジャパンが創業しました。
当時問題だったのは、PCやインターネット通信の性能の限界。
クーポンを発券させるためのプログラム入力は、当時はOCSというシステムで黒背景に緑文字の”DOS(ドス)” 画面で実施。高速インターネットなんてない当時、入力された情報を各店舗に設置しているPCへ送信する際には、電話回線によるインターネット接続ダイアルアップ方式を利用。昼夜問わず“ピーヒョロロロ~♪”という音が鳴り響いていました。
原田瑠美さん(社歴25年)
広告利用をメディアソリューションという新たなプロダクトとして展開。大手自動車メーカーや不動産会社など、取り扱いがなかったカテゴリーへの進出がはじまり、収益の大きな柱となりました。 「カラーになった」といえばひと言で済んでしまいますが、その裏側にはもちろんオペレーションチームによる偉業があります。当たり前ですが、このときまで使っていたプリンターでのカラー印刷はボタンひとつで作動するわけではなく、カタリナ独自のプリンターをすべて入れ替える必要がありました。その数なんと約2万9千台。カラープリンターの導入プロジェクトは2010年秋から始まっていましたが、翌年2011年に東日本大震災が発生。より複雑で繊細なオペレーションが要求されるなか、チーム一丸となってやり遂げました。
原田瑠美さん(社歴25年)
山崎 容子さん(社歴23年)
木前 陽子さん(社歴20年)
鈴村 剛寿さん(社歴18年)
大切な取引先でもあるリテーラー様の店頭で失礼がないようにと漂う緊張感。慣れない環境で、社員はチーム一丸となりイベント会場を設営し、声を張って近くを通りかかる来店客へ果敢に声掛け。いつもはモニターと向き合い寡黙に仕事をするカタリナ社員も、こんなことだってやれるんだという自信のようなものを得てキャラバンを終えました。 また普段関わることが少ない消費者との直接のコミュニケーションは新鮮で、アプリの反応を直に感じる貴重な機会になり、参加者は今でもこの体験を良い思い出として語ります。
カタリナのソリューションは、毎日日本全国の店頭で展開されていますが、普段接しているリテーラー、メーカーそしてその先には消費者がいるということを実感できたイベントでした。
立川 俊夫さん(社歴12年)
プロダクトソリューションチームが中心となり進められた開発。といっても当時社内にデジタル領域に明るいメンバーは少数。半ば手探り状態でのスタートでしたが、「これは売れる」という感覚はチームの全員が持っていました。何を価値提供できるのか、どうしたら実現できるのか、あきらめずに突き進み、プロダクトはローンチにこぎつけました。 プロダクトができてしまえば、そこはセールスの強いカタリナ。なんとか売上を立てることにも成功。売上が伸びてくると、今度はオペレーションの課題がありました。安全にスピーディーに、大量に運用するために、オペレーションチームはセールスからニーズを汲み取り、適切なフローを作り上げました。
現在は、ビジネスの柱のひとつとなっているカタリナターゲティングアドですが、これはプロダクト開発からオペレーション、セールスまで、どこのチームが欠けてもうまくいかなかったと思います。
実はカタリナターゲティングアドと並行して自然言語処理を用いたプロダクト開発も行われていました。商品化までは至りませんでしたが、カタリナにはいくつもの新たな挑戦があり、それを支えるメンバーがいます。それは今でも、これからも同じです。
―サンプリングには莫大な費用をかけているが、ブランドの利得に繋がっているのか、効果がいまいちわからない―
カタリナであればこの課題を解決できるのではないか。セールスチーム内で、効果測定可能なサンプリングを実現すべく、急ピッチで議論がはじまりました。そして当時セールスチームを統括していた現CCO 松田に、あるリテーラー様が持っている仕組みをお借りしてこの施策を可能にするというアイデアが浮かび、実現化に向けたスタートダッシュが切られます。
まずは該当のリテーラー様との交渉をリテール担当営業がスタート、仕組みの整備を推進します。それに合わせてメーカー担当営業が新世代サンプリングの実施ブランドを各メーカーから募集。実際の需要を集約してリテール担当営業に連携し、仕組みへの反映を手伝います。 リテーラー様との交渉もまとまり、2020年春、ついにリテーラー様が持ち合わせる既存システムを使用してのテストパイロットが開始。パイロットの結果は想定以上で、カタリナサンプリングの推進チームにとっての自信になりました。
メーカー担当営業も同時並行でクライアント先を行脚。これまでとまったく異なる手法に疑問を持つメーカーのブランド担当者もいましたが、プロダクトの強みをしっかり伝えて、案件を獲得していきました。 驚異的なスピードで成長を遂げ、現在ビジネスの柱となっているカタリナサンプリングは、近年におけるイノベーション。リテール担当営業とメーカー担当営業が協力して作り上げた大きな成功例です。
市川 裕樹さん(社歴13年)
立川 俊夫さん(社歴12年)
DOS画面にコマンドを打ちこむ最初のシステム”OCS”からはじまり、UI/UXが改善された”3D”システムを経て、最新のシステム“CMP”が2023年にローンチしました。3Dとの大きな違いは、情報反映のスピード。ウェブクラウドをベースにネットワーク店舗に設置しているすべてのカタリナPCとリアルタイムで通信することが可能になりました。
この入れ替えプロジェクト、単にシステムの入れ替えを行えばいいというものでもありませんでした。カタリナのシステムはたくさんのリテール企業様の店頭で、店舗の利用者様に向けた施策を支えるもの。もしこのシステムが不具合を起こしてしまうと、何千何万というお客様にご迷惑がかかってしまいます。
がゆえに、機能検証に膨大な時間をかけるのはもちろん、リテール担当営業が各リテールのお客様のもとに赴き、入れ替えの意義や進行状況をご説明。多くの調整ごとをクリアしていきました。これは翻って、私たちカタリナがいかに大きな責任を担っているかを実感する日々でもありました。
鈴木 まりさん(社歴10年)
高橋 俊仁さん(社歴6年)
Catalina of the futureこれからのカタリナ
業界の半分をカバーしていること、これは翻って、カタリナには大きな責任があるということでもあります。これほどの規模でデータをお預かりしているカタリナだからこそできる、小売業-メーカー-消費者といったステークホルダーをつなぐエコシステムの構築です。これにより、小売業、メーカーの皆さまには機能するマーケティングを。さらにその先の消費者の皆さまにはより良い購買体験を。
実購買データを活用したインストア(実店舗)とデジタルをつなぐ唯一のプラットフォームとして、小売業・メーカーの皆さまのマーケティング活動を統合的に支援するべく、これからもたゆまぬ進化を続けてまいります。
Catalina in numbers数値でみるカタリナ
カタリナターゲットメディア(券面)をつなげると