無駄のない、機能するマーケティングを実現する
カタリナマーケティングジャパンの起源は40年前のカリフォルニアにさかのぼります。マーケターやエンジニアであった5人の友人グループはバカンスのため、カリフォルニア沖にあるカタリナ島に向かっていました。その途上で新聞の折り込みチラシが簡単にゴミ箱に捨てられている様子を見てしまった彼らは、ただ捨てられていくそのチラシの運命を変えられないものかとバカンスそっちのけで3日間語り明かし、現在のカタリナのサービスを考え出します。
どうすればそのマーケティング施策は機能するのか。私たちのDNAはここにあります。
米国で興ったカタリナは1999年、日本にカタリナマーケティングジャパンとして支社を構え、グローバルでは40年、日本においては24年に渡り、小売・消費財マーケティングのトップランナーとして常に業界の最前線を走り続けてきました。
グローバルでも日本でも、消費をとりまくマーケット環境は大きく変化しています。カタリナマーケティングジャパンも、ターゲティングオファーを紙だけで提供していたところから、デジタルを含め、消費者の状況に合わせた最適なアプローチ手法を開発、提供してきました。
マーケット環境の変化は、国や地域によって状況が異なっています。それぞれの環境をいかに迅速に理解し変化してゆけるかということは、高いレベルでの価値提供を続けるためには不可欠の要素です。日本のマーケットに即してスピーディーに変化し、テクノロジーの進化や社会の変革に対応すべく、カタリナマーケティングジャパンは2023年5月、米国本社であったカタリナマーケティングの傘下を離れ、新体制のもと独立をいたしました。日本のマーケットにおいて、より機能するマーケティングソリューションを提供してゆきたいと考えています。
日本でのこれまでのビジネス展開のなかで、私たちは多くのリテーラーの皆様から購買データをお預かりし、集積してきました。その規模は年間売上になおすと約10兆円。日本のSM・GMS・ドラッグストアにおける総購買データの約半分をお預かりするまでになりました。これほどのデータを活用して価値提供を行うことのできるプレイヤーは日本でもそう多くはありません。そして、これほどのデータを活用できる私たちだからこそ発見できるインサイトがあり、発見できる事実があります。これは裏返せば、私たちには事実を発見する責任があり、その価値を皆様に受け取っていただけるように、機能するマーケティングをご提供する責務があるということです。
グローバルを含め40年に渡ってソリューションを磨いてきた私たちだからこそ行えるかたちでこの責任を果たすべく、定めたビジョン「データという事実で機能するマーケティングを実現する」を旗印とし、これからも日本の小売りおよび消費財マーケティングの進化を牽引してまいります。